永原大神宮例大祭 御礼状
奉賛会 会員 各位
本日はお忙しい中、当社例大祭にご参列またご参拝下さり誠にありがとうございます。
改めて申し上げるまでもないのですが、当社は皆様方のご先祖様の篤い崇敬心、お力添えにより明治十五年に、伊勢にございます皇大神宮並びに豊受大神宮の両宮より御霊を分けて頂き奉迎し今日に至ります。
御鎮座八十周年、一〇〇周年、一二十周年の記念事業にあたり多くの皆様から奉賛金を御志納頂き境内整備を行う事が出来ました。
月日の経つものは早いもので、令和十三年に御鎮座一五十年を迎えます。そこで、数年間をかけて調度品等を新調しながら、拝殿、幣殿、本殿等の修繕を進めて参りたく存じます。
物価上昇、社会情勢の変化により、皆様の生活が厳しい事は承知しております。当社としても、月次祭、節分厄除大祭、祈年祭、夏と冬の大祓など過去に斎行されていた神事の復興、ご社頭での祈祷、祖霊社の再建、広告の掲載、SNSの利用による参拝者の誘引、法人会計の透明化を図り努力をして参りますので、以前と同様のご厚情を賜りたくお願い申し上げます。
なお、今回の例大祭に合わせて奉賛会員の皆様が永年に渡り御志納くださいました浄財を基に一部の調度品を新調いたしました。下記に列記いたしますので、神事終了後、また、除夜祭、初詣の際にご覧頂ければ幸いと存じます。
記
御鎮座百五十周年記念事業 第一期 調度品
- 向背幕 一枚
- 大床、内陣幌 一枚
- 三方 十台
- 三種の神器 一式
- 五色旗 一対
- 幣殿壁代 一対
- 几帳帷 一対
- 豊受稲荷社 御簾・神鏡 一式
以上
最後になりますが、皆様のご多幸とご健勝を心より祈念しております。
令和七年十一月二十七日
永原大神宮
宮司 勝又 啓
奉賛会長 芹沢 輝彦