由緒(沿革)
永原大神宮は川島田の篤志家より境内地を賜り、明治8年の大教院の大意に基づき、明治9年に静岡県下第1大区4小区の祠官・祠掌が協議の上、祓教会講社を設立したことに始まります。明治10年(第399番・神風講社祓教会)へ改組後、明治15年に本殿・幣殿・拝殿を造営し、同年9月22日に神宮教院へ願い出て伊勢両宮の御分霊を奉迎、10月21日に当地に御鎮座いたしました。
当時は「天照皇大神社」と称し東向きに社を構え、祭祀を厳修してまいりました。昭和32年に南向きの社殿へ遷座し、昭和51年の宗教法人化に際して「永原大神宮」と改称。地域では「ダイジンさん」と親しまれております。
御祭神(ごさいじん)
本社
- 天照皇大神(主祭神)
相殿
大山祇命・罔象女命 をはじめ、以下の諸神を合祀しています
- ・伊邪那岐命
- ・伊邪那美命
- ・邇邇芸命
- ・木花之佐久夜毘売命
- ・須佐之男命
- ・大己貴命
- ・少彦名命
- ・天御中主神
- ・高皇産霊神
- ・神皇産霊神
- ・国常立神
- ・祓戸四柱大神
- ・蚕影大神
境内社
- ・豊受大御神
- ・志那都比古神
- ・志那都比売神
神使
鶏(にわとり)
宮司挨拶
このたび、令和7年4月1日付で宮司に就任いたしました勝又啓です。浅学菲才ながら、責任役員会のご推薦に感謝し、地域の皆様とともに祭祀の充実と社務の維持に努めてまいります。
過去の史料(昭和12年)の記録に基づき、途絶している神事の再興と、数年後に迎える御鎮座150年の節目に向けて、改めて祭祀を厳修していく所存です。
現在は常駐環境の制約もありますが、月次祭をはじめ地域の皆様が気軽に参拝できる場を維持します。今後ともご支援賜りますようお願い申し上げます。

御祭神について
御祭神(簡易説明)
- 天照皇大神 — 太陽の神・皇室の祖神
- 天御中主神 — 宇宙根源の神
- 高皇産霊神 — 創造・生成の神
- 神皇産霊神 — 命を育む神
- 国常立神 — 国土の根源神
- 伊邪那岐命 — 国土創造・父神
- 伊邪那美命 — 国土創造・母神
- 豊受大御神 — 食物・衣食住の神
- 邇邇芸命 — 天孫降臨・稲作の神
- 木花之佐久夜毘売命 — 富士山・安産の女神
- 須佐之男命 — 海・嵐・厄除けの神
- 大己貴命 — 国造り・縁結びの神
- 少彦名命 — 医療・温泉の神
- 大山祇命 — 山の神
- 罔象女命 — 水の神
- 志那都比古神 — 風の神(男神)
- 志那都比売神 — 風の神(女神)
- 祓戸四柱大神 — 穢れを祓う神々
- 蚕影大神 — 養蚕・農業の神
